
| 件名 | ゆいま〜る那須 |
|---|---|
| 物件情報 | 栃木県那須町 |
| 用途 | サービス付き高齢者向け住宅 |
| 設計 | プラスニューオフィス |
| 施工 | 八光建設 |
| 構造 | 在来木造 |
| モイス 施工箇所 |
住居、共用スペースの壁と天井(含むトイレ) |
| 使用商品 | MOISS NT 6mm |
当初、壁には漆喰の使用も検討されていましたが、入居者が購入しやすい手頃な価格を考慮して他の素材を探している中でMOISSと出会いました。MOISSを全面的に採用している建物の見学時には、足を踏み入れた瞬間に呼吸が楽になり、体全体が軽くなったという驚きの体験が、採用の大きな決め手となりました。MOISSは結露を防ぎ、窓を頻繁に開閉することなく壁自体が自在に湿度を調整し、さらには室温の管理にも貢献してくれる点が評価されました。加えて、天然素材が主成分であることに加え、後から持ち込む家具から発生する可能性のある有害物質(ホルムアルデヒド)を吸収してくれる機能も、選択の大きな理由の一つでした。環境、暮らし方、そして価格面を総合的に検討した結果、MOISSが最も優れていると判断されたのです。
ゆいま〜る那須は、栃木県那須町に位置する、全70戸のサービス付き高齢者向け住宅です。この施設の各住居はもちろんのこと、図書室、音楽室、自由室、そしてトイレを含む共用スペースのすべての壁と天井に、内装材としてMOISSが使用されています。具体的には、MOISS NT 6mmという製品が採用されました。床板には、近くの八溝山系で採れる無垢の八溝杉が30ミリの厚さで用いられています。また、建築においては、すべて接着剤を使用せずに組み立てられているという特徴があります。このプロジェクトの設計はプラスニューオフィスが担当し、施工は八光建設、構造は在来木造で、2011年12月に竣工しました。
実際にゆいま〜る那須に数年間居住している方々からは、その住み心地について高い評価が寄せられています。入居者は「健康な住まい」であると感じており、天然素材が主成分であるため非常に快適だと述べています。具体的な効果としては、月に2回行うお灸の匂いが1日ほどで気にならなくなり、換気扇の必要性も感じないという声があります。デイサービスセンターのトイレでも不快な匂いは全く感じられないとのことです。また、湿気の多い梅雨の時期でも室内は常にさわやかで、高齢者にとって過ごしやすい空間が保たれています。さらに、洗面台から飛び跳ねた水もMOISSの壁が吸収し、シミにならないという実用的な利点も報告されています(真水の場合に限る)。ハウス長の森氏も、近山氏の感想に全く同感であると述べ、「じつに快適ですよ」と、その住み心地の良さを保証しています。
各居室だけでなく、自由室はじめ図書室、音楽室など共用スペースの壁と天井も、調湿機能を持つMOISSを採用。湿気の多い梅雨時もさわやかなので、高齢者に優しい空間に。
写真は音楽室(撮影:新澤一平)
中庭では入居者同士が語らう
(写真提供:(株)コミュニティネット)
Web Catalog
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