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シックハウス対策のための建材の種類と選び方

記事公開日 :  2026/09/17

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シックハウス対策のための建材の種類と選び方

新築やリフォームを終えたばかりの建物で、目がチカチカする、頭痛がする、喉の痛みが続く…そんな経験はありませんか?
それはシックハウス症候群のサインかもしれません。

建材や内装材から発散される化学物質が室内空気を汚染し、居住者や利用者の健康を脅かすシックハウス問題は、今や建設業界全体が真剣に向き合わなければならない課題です。

施工管理や設計に携わるプロフェッショナルとして、適切な建材の知識と選び方を身につけることは、クライアントへの信頼に直結し、企業の競争力を高める重要な要素となっています。

本記事では、シックハウス対策の基本から建材の選び方、さらに高性能建材の活用まで、実務で即役立つ情報をわかりやすく解説します。

 

 

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シックハウス症候群とは

シックハウス症候群とは、建材や家具、暖房器具などから放散される化学物質が原因で、室内の空気が汚染され、居住者にさまざまな健康被害を引き起こす状態を指します。

特に、新築やリフォーム直後の建物で発生しやすく、その原因となる化学物質は多岐にわたります。

 

主な症状と健康への影響

シックハウス症候群の症状は個人差が大きく、多岐にわたりますが、一般的には以下のような症状が報告されています。

  1. 目・鼻・喉の刺激:目がチカチカする、鼻水・鼻づまり、喉の痛み、咳など
  2. 頭痛・めまい・吐き気:集中力の低下や倦怠感、不眠を伴うこともあります。
  3. 皮膚症状:湿疹、かゆみ、じんましんなど
  4. アレルギー症状の悪化:喘息やアトピー性皮膚炎の悪化
  5. 化学物質過敏症:微量の化学物質にも反応してしまう状態

 

これらの症状は、建材から放散されるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOCs:トルエン、キシレン、エチルベンゼンなど)が主な原因とされています。
長期的な曝露は、健康への深刻な影響につながる可能性もあるため、予防と対策が極めて重要です。

 

シックハウス対策のための建材の選び方

シックハウス対策の基本は、原因となる化学物質を室内に持ち込まないことです。

そのためには、建材の選定段階から化学物質の発散量が少ないもの、あるいは化学物質を吸着・分解する機能を持つものを選ぶことが不可欠です。

 

化学物質の発散量が少ない建材を選ぶ

建材から放散されるホルムアルデヒドやVOCsの量は、JIS(日本産業規格)やJAS(日本農林規格)によって定められた等級表示「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」で確認できます。

F☆☆☆☆は、ホルムアルデヒドの発散量が最も少ない最高等級であり、シックハウス対策において最も重視すべき指標です。

 

構造材・下地材の選び方

  1. 合板・集成材:接着剤にホルムアルデヒドが使用されることが多いため、必ずF☆☆☆☆等級の製品を選びましょう。ノンホルムアルデヒド接着剤を使用した製品も増えています。
  2. 石膏ボード:化学物質の発散が少ない建材として広く使用されています。
  3. 木材:無垢材は一般的に化学物質の発散が少ないですが、防腐剤や防蟻剤、塗料に注意が必要です。

 

内装材(壁材・床材・天井材)の選び方

壁材
  1. 漆喰・珪藻土:自然素材であり、調湿性や消臭性にも優れています。化学物質の発散もほとんどありません。
  2. 壁紙(ビニールクロス):F☆☆☆☆認定品を選び、接着剤も低VOCのものを使用します。
床材
  1. 無垢フローリング:天然木のため化学物質の発散が少ないですが、表面塗装や接着剤に注意が必要です。自然塗料や植物性オイルで仕上げられたものが望ましいです。
  2. 複合フローリング:F☆☆☆☆認定品を選び、接着剤にも配慮します。
天井材
  1. 石膏ボードやF☆☆☆☆認定の化粧ボードが一般的です。

 

接着剤・塗料・シーリング材の選び方

建材そのものだけでなく、接着剤、塗料、シーリング材もシックハウスの原因となる化学物質を含んでいる場合があります。これらの副資材にも細心の注意を払う必要があります。

  1. 接着剤:ノンホルムアルデヒドタイプや、水性エマルジョン系など、VOCsの含有量が少ない製品を選びましょう。F☆☆☆☆表示を確認することが重要です。
  2. 塗料:自然塗料、水性塗料、低VOC塗料を選択します。特に内装に使用する塗料は、JIS K 5663(建築用塗料)のF☆☆☆☆表示を確認してください。
  3. シーリング材:ノンホルムアルデヒド、低VOCタイプの変成シリコーン系などが推奨されます。

 

調湿性能を持つ建材を活用する

室内の湿度環境は、シックハウス対策において非常に重要な要素です。湿度が高すぎるとカビやダニの発生を促し、アレルギー症状を悪化させるだけでなく、建材からの化学物質の発散量も増加させることが知られています。

 

調湿建材がシックハウス対策に有効な理由

調湿建材は、室内の湿度が高い時には湿気を吸い込み、乾燥している時には湿気を放出することで、適切な湿度(一般的に40~60%)を保つ働きがあります。

珪藻土、漆喰、MOISS(モイス)などが代表的な調湿建材として挙げられます。

カビ・ダニの抑制

適切な湿度を保つことで、カビやダニの繁殖を抑え、アレルギー源の発生を防ぎます。

化学物質の発散抑制

高湿度はホルムアルデヒドなどの化学物質の発散を促進すると言われています。調湿建材により湿度をコントロールすることで、化学物質の発散を抑制する効果が期待できます。

結露防止

結露はカビの温床となるため、調湿建材による結露防止はシックハウス対策に直結します。

 

吸着・分解機能を持つ建材の活用

近年では、単に化学物質の発散量が少ないだけでなく、室内の化学物質を積極的に吸着・分解する機能を持つ建材も開発されています。

これらの建材は、微量の化学物質が持ち込まれた場合でも、室内空気の清浄化に貢献します。

  1. 建材内部の微細な孔が化学物質を吸着し、さらに建材に含まれる成分が化学反応によって無害な物質に分解します。
  2. このような機能を持つ建材は、特にリフォームで既存の建材からの化学物質が気になる場合や、より徹底したシックハウス対策を求める場合に有効です。

 

高性能建材「MOISS(モイス)」のシックハウス対策への活用

ここからは、高性能建材「MOISS(モイス)」がシックハウス対策にどのように貢献するかを具体的に解説します。

MOISSは、天然鉱物バーミキュライトを主成分とする無機質の建材であり、その多機能性から注目を集めています。

 

MOISSのホルムアルデヒド・VOC対策性能

MOISSは、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンなど)を吸着・低減する優れた性能を持っています。

  1. MOISSは、消石灰やバーミキュライトなどの天然素材が主成分で、ホルムアルデヒド等のVOC13物質を原材料として使用しておりません。
  2. 施工管理や設計の現場において、MOISSを採用することは、クライアントに安心と健康的な室内環境を提供するための強力な選択肢となります。

 

MOISSの調湿機能が室内環境に与える効果

MOISSのもう一つの大きな特長は、その優れた調湿機能です。

MOISSは多孔質構造により、空気中の水蒸気を大量に吸放湿することができます。

この機能が、シックハウス対策に以下のような効果をもたらします。

  1. 結露の抑制:冬場の室内外の温度差によって発生する結露を大幅に抑制し、カビの発生を防ぎます。
  2. カビ・ダニの抑制:適切な湿度環境を保つことで、アレルギーの原因となるカビやダニの繁殖を抑制します。
  3. 化学物質の発散抑制:湿度が高すぎると化学物質の発散量が増える傾向があるため、MOISSによる湿度コントロールは、間接的に化学物質の濃度上昇を抑える効果も期待できます。

 

MOISSを内装材として使用することで、年間を通じて快適で健康的な室内環境を実現し、シックハウスのリスクを低減することができます。

 

MOISSを採用することで得られる施工上のメリット

MOISSは、シックハウス対策だけでなく、施工管理や設計に携わるプロフェッショナルにとって、実務上の多くのメリットを提供します。

  1. 不燃材料認定MOISSは国土交通大臣認定の不燃材料であり、防火地域や準防火地域での使用が可能です。これにより、防火性能と健康性能を両立した設計が実現できます。
  2. 長期的な安心:天然素材を主成分としているため、経年劣化による化学物質の発散リスクが低く、長期にわたって健康的な室内環境を維持できます。
  3. クライアントへの提案力強化:健康・快適性・安全性を兼ね備えた建材として、クライアントへの付加価値の高い提案が可能となり、企業の競争力向上に貢献します。

 

シックハウス対策のための建材に関するFAQ

 

Q1.F☆☆☆☆建材を使えばシックハウスは完全に防げますか?

A1.F☆☆☆☆はホルムアルデヒドの発散量が最も少ないことを示しますが、完全にゼロではありません。

また、F☆☆☆☆の表示はホルムアルデヒドと一部のVOCに限定されており、すべての化学物質をカバーしているわけではありません。
複数のF☆☆☆☆建材を組み合わせることで、微量の化学物質が蓄積する可能性も考慮し、換気設備の設置や、MOISSのような吸着・分解機能を持つ建材の併用がより効果的です。

 

Q2.自然素材なら全て安心ですか?

A2.一般的に自然素材は化学物質の発散が少ないとされていますが、使用される接着剤や塗料に化学物質が含まれている場合があります。

また、特定の自然素材(例:一部の木材)は、人によってはアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。
自然素材を選ぶ際も、成分表示や施工方法を十分に確認し、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。

 

Q3.リフォームでもシックハウス対策はできますか?

A3.はい、可能です。

既存の建物の内装材を低化学物質のものに交換する、換気設備を強化する、MOISSのような吸着・分解・調湿機能を持つ建材を導入するなどの対策が有効です。

また、家具やカーテンなども化学物質の発生源となることがあるため、新しいものに交換する際は素材に注意しましょう。専門家への相談もおすすめです。

 

まとめ

シックハウス対策は、居住者の健康と建物の資産価値を守る上で、建設業界が避けては通れない重要な課題です。

施工管理や設計に携わるプロフェッショナルとして、F☆☆☆☆等級の建材選定はもちろんのこと、調湿性能や化学物質の吸着・分解機能を持つ高性能建材を積極的に活用することが、クライアントへの信頼獲得と企業の競争力向上に直結します。

特に、ホルムアルデヒドやVOCの吸着・低減性能、優れた調湿機能を兼ね備えた「MOISS(モイス)」は、健康と快適性を追求する現代の住まいづくりにおいて、非常に有効な選択肢となります。

本記事が、皆様のシックハウス対策における建材選びの一助となり、より健康的で快適な空間づくりに貢献できれば幸いです。


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