1. HOME
  2. MOISS(モイス)お役立ちブログ
  3. 耐震壁材とは?種類や特徴をご紹介します!

USEFUL

耐震壁材とは?種類や特徴をご紹介します!

記事公開日 :  2026/08/19

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
耐震壁材とは?種類や特徴をご紹介します!

地震大国・日本において、建物の耐震性能を高めることは建設業に携わるすべての方にとって最重要課題の一つです。

その耐震性能を左右する重要な要素が「耐震壁材」です。
耐震壁材は、地震や台風などの水平力から建物を守るために用いられる建材であり、その種類や特徴を正しく理解することが、安全で高品質な建築物の実現につながります。

しかし、耐震壁材にはさまざまな種類があり、それぞれに異なる性能・特徴があるため、現場での選定に悩む施工管理・設計担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では、耐震壁材の基本的な概念から種類・特徴、選定ポイントまでをわかりやすく解説します。

 

耐震壁材とは

 

耐震壁材の定義と役割

耐震壁材とは、地震や強風などによって建物に加わる水平方向の力(水平力)に抵抗し、建物の変形や倒壊を防ぐために用いられる建材の総称です。

その主な役割は、壁面全体でせん断力(水平方向にずらそうとする力)を受け止め、建物の構造的な安定性を確保することにあります。

これにより、建物の揺れを抑え、内部の損傷を軽減し、人命と財産を守る重要な役割を担っています。

 

耐震壁材と耐力壁の違い

「耐震壁材」と「耐力壁」は混同されがちですが、それぞれ異なる概念を指します。

耐力壁

建築基準法で定められた構造上の概念で、地震や風圧などの水平力に抵抗する能力を持つ壁全体のことを指します。
建物全体の強度やバランスを考慮して配置されます。

耐震壁材

耐力壁を構成する材料の一つ、または耐力壁の性能を高めるために用いられる具体的な建材のことです。
たとえば、構造用合板や石膏ボード、MOISSなどが耐震壁材に該当し、これらを適切に施工することで耐力壁としての性能が発揮されます。

つまり、耐震壁材は耐力壁を構成する要素であり、耐力壁は耐震壁材を用いて作られる構造体である、と理解すると良いでしょう。

 

耐震壁材と筋交いの違い

耐震性能を高める要素として「筋交い」もよく知られています。

耐震壁材と筋交いの主な違いは以下の通りです。

筋交い

柱と梁の間に斜めに渡される補強材です。
引張力と圧縮力によって水平力に抵抗し、三角形の構造を形成して建物の変形を防ぎます。

開口部を確保しやすいというメリットがあります。

耐震壁材

壁面全体でせん断力に抵抗します。
面で力を受け止めるため、筋交いよりも高い剛性を発揮しやすい傾向があります。
また、壁の内部に施工されるため、内装・外装の仕上げ材としても機能するものもあります。

両者はそれぞれ異なるメカニズムで耐震性を高めますが、多くの場合、建物の耐震性を総合的に向上させるために併用されます。

 

耐震壁材の種類

耐震壁材にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。

ここでは、主な種類とその特徴をご紹介します。

 

無機質系耐震壁材

鉱物などの無機物を主成分とする耐震壁材です。

不燃性や防火性に優れるものが多く、調湿性や防音性といった付加機能を持つ製品も存在します。

石膏ボード

石膏を主成分とし、防火性や遮音性に優れます。

耐力壁としての性能は、種類や施工方法によって異なります。

MOISS

消石灰・珪砂・バーミキュライトなどの天然素材を主成分とし、高い耐震性、防火性、調湿性、防カビ性などを併せ持ちます。

天然素材由来で環境負荷が低い点も特徴です。

 

 

木質系耐震壁材

木材を加工して作られる耐震壁材です。

軽量で加工しやすく、木造建築において広く用いられています。

構造用合板

木材の薄板を繊維方向が直交するように積層し、接着剤で貼り合わせた板材です。

高い強度と安定性を持ち、耐力壁の面材として最も一般的に使用されます。

OSB(Oriented Strand Board)

細長い木材のチップを配向させて積層し、接着剤で固めた板材です。

構造用合板と同様に耐力壁の面材として利用されます。

パーティクルボード

木材の小片を接着剤で固めた板材です。耐力壁としての性能は、製品の種類や厚みによって異なります。

 

その他の耐震壁材

上記以外にも、建物の規模や構造、用途に応じてさまざまな耐震要素が用いられます。

金属系(ブレースなど)

鉄骨造などで用いられる、引張力に抵抗する鋼材です。

RC(鉄筋コンクリート)壁

鉄筋とコンクリートを一体化した壁で、非常に高い耐震性と剛性を持ちます。
主に鉄筋コンクリート造の建物で採用されます。

 

耐震壁材のメリット・デメリット

耐震壁材の選定にあたっては、そのメリットとデメリットを理解しておくことが重要です。

 

耐震壁材を使用するメリット

耐震性能の向上

地震や強風による建物の揺れや変形を効果的に抑制し、倒壊のリスクを大幅に低減します。これにより、人命と財産を守ることができます。

設計の自由度向上

筋交いと比較して、壁面全体で力を受け止めるため、開口部の設計自由度が高まる場合があります。

多機能性の付与

製品によっては、耐震性だけでなく、防火性、断熱性、防音性、調湿性、防カビ性などの付加機能を持つものがあり、建物の総合的な性能向上に貢献します。

構造安定性の確保

建物の構造的な剛性を高め、長期的な安定性を確保します。

 

耐震壁材を使用するデメリット・注意点

コスト増加の可能性

高性能な耐震壁材や特殊な施工方法を用いる場合、初期コストが増加する可能性があります。

施工の専門性

耐震性能を最大限に引き出すためには、適切な設計と専門的な施工技術が不可欠です。

施工不良は性能低下に直結するため、信頼できる施工業者への依頼が重要です。

壁厚の増加

一部の耐震壁材は厚みがあるため、壁厚が増し、居住空間がわずかに狭くなる可能性があります。

材料選定の複雑さ

種類が多いため、建物の種類、地域の気候、予算、求める性能に応じて最適な材料を選定する必要があります。

 

代表的な耐震壁材「MOISS(モイス)」の特徴

ここでは、無機質系耐震壁材の代表例として、特に注目されている「MOISS(モイス)」について詳しくご紹介します。

MOISSは、施工管理・設計担当者の方々にとって、多角的なメリットをもたらす建材です。

 

MOISS(モイス)とは?

MOISS(モイス)は、天然の鉱物である「バーミキュライト」と「珪藻土」などの鉱物を主成分とする、環境配慮型の無機質耐力面材です。

自然素材由来でありながら、高い耐震性能に加えて、防火性、調湿性、防カビ性、有害物質吸着分解性など、様々な優れた機能を持つことが最大の特徴です。

シックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性有機化合物)を含まず、人にも環境にも優しい建材として、近年注目を集めています。

 

MOISS(モイス)の主な性能

MOISSは、単なる耐震壁材にとどまらない、複合的な性能を発揮します。

高い耐震性

国土交通大臣認定の壁倍率を取得しており、地震や台風などの水平力に対して高い抵抗力を発揮します。建物の変形を抑制し、構造的な安定性を確保します。

優れた防火性

不燃材料として国土交通大臣認定を取得しています。万が一の火災時にも燃え広がりにくく、延焼を防ぎ、避難時間を確保することに貢献します。

快適な調湿性

微細な孔(多孔質構造)を持つため、室内の湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥時には放出する「呼吸する壁」として機能します。

これにより、結露やカビの発生を抑制し、一年を通じて快適な室内環境を保ちます。

高い防カビ性

調湿効果により、カビの発生に必要な湿度環境を作りにくくします。

これにより、建物の耐久性向上にも寄与します。

有害物質の吸着分解

ホルムアルデヒドなどの有害な化学物質を吸着・低減する機能も持ち、室内の空気質改善に貢献します。

高い耐久性

無機質素材であるため、経年劣化が少なく、長期間にわたって安定した性能を維持します。

 

MOISSモイス)が選ばれる理由

施工管理・設計担当者の方々がMOISSを選ぶ理由は、その多機能性と信頼性にあります。

建物の総合的な品質向上

耐震性だけでなく、防火性、調湿性、空気質改善といった複数の性能を一つの建材で実現できるため、建物の総合的な品質と居住性を高めることができます。

環境配慮型建築への貢献

天然素材由来で環境負荷が低く、持続可能な建築へのニーズに応えることができます。

顧客満足度の向上

高い耐震性と快適な室内環境は、入居者や利用者の安心感と満足度を高めます。

このように、MOISSは現代の建築に求められる様々な要件を満たす、非常に優れた耐震壁材と言えるでしょう。

 

まとめ

地震大国である日本において、建物の耐震性能は、人々の安全と財産を守る上で最も重要な要素の一つです。

耐震壁材は、その耐震性能を支える要であり、適切な材料選定と施工が不可欠となります。

MOISSのように、耐震性だけでなく、防火性、調湿性、空気質改善といった複合的な機能を持つ建材は、これからの時代に求められる「安全」で「快適」な住まいづくりに大きく貢献します。

施工管理・設計担当者の皆様には、これらの情報を参考に、建物の安全性と品質向上に繋がる最適な耐震壁材の選定を進めていただければ幸いです。

Webカタログダウンロード

MOISS TM 耐力面材

 
 
MOISS TM 耐力面材 カタログ & 施工マニュアル  
   

お問い合わせ

 
建築事業者様はこちら  



Web Catalog

WEBカタログ

WEBカタログ MOISSの製品詳細や施工マニュアルなど、各種カタログをダウンロードできます。郵送をご希望の方もこちらから。

Contact

お問い合わせ

MOISSに関するご質問やご相談はこちらから。専任スタッフが丁寧に対応し、お客様の疑問を解決します。